ネットショップで、 決済直前の離脱を防ぐパワーワード
「まだ〇〇されません」
〇〇に入る言葉は?
正解は、<請求>。
なぜなら、ユーザーが決済直前で最も恐れているのは、「このまま進むと本当にお金が取られるのでは?」という不安だからです。そして、この“お金まわりの不安”こそ、ECで最も離脱を生む原因。だからこそ、「まだ請求されません」というたった7文字が、最後の一歩を踏み出させる決定打になります。
というわけで、今回もマイクロコピーについてです。
マイクロコピーとは、ユーザーの行動を、ほんの数文字で変えるコピー(文章)のことです。たった数文字で売上や成約率が変わるので、自社サイトにも取り入れない理由はありません。そこで5回連載「マイクロコピーが特に効果を発揮する 5つのパターン」を、実例を交えながら紹介するコンテンツを企画中です。
ちなみに、マイクロコピーが効果を発揮する5つのパターンとは
①行動を呼びかける(復習はこちら)
②ベネフィットを伝える(復習はこちら)
③不安を和らげる
④信頼性をアピールする
⑤ファンになってもらう
今回は、この中の「③不安を和らげる」マイクロコピーについて解説します。
不安を和らげるマイクロコピーとは?
ユーザーが行動を止めてしまう理由のほとんどは、ほんの小さな不安です。
「押した瞬間、お金が取られそう」
「戻れなかったらどうしよう」
「送料いくらなんだろう」
決済直前の離脱は、この“小さな不安”が積み重なって起こります。
つまり、不安という見えない石ころを、ひと言で取り除くのが不安解消系マイクロコピーの目的です。
不安を和らげるためのコツ
1. 不安をピンポイントで消す
冒頭にあった今回クイズの答え「まだ請求されません」は、これに当たります。
×:安心してご利用いただけます
◯:まだ請求されません
漠然とした安心より、ユーザーが本当に恐れている部分をそのまま消す方が圧倒的に効果があります。
2. 今は大丈夫、をはっきり示す
×:後で確認できます
◯:今は登録だけでOKです
ユーザーは「未来のこと」よりも「今どうなるか」を知りたい。その不安を一瞬で消すのが、このタイプの言い回しです。
3. 想像させない(余白をなくす)
×:送料は後でわかります
◯:送料は次の画面で確認できます
不安は曖昧さから生まれます。ルールを明文化するだけで、心理負荷は驚くほど下がります。
4. 戻れる安心を与える
×:ご入力内容にご注意ください
◯:この画面では注文は確定しません
「逃げ道がある」とわかると、人は前に進みやすくなります。
まとめ
不安を和らげるマイクロコピーは、小さくても非常に強力です。ユーザーの迷いを一瞬で断ち切り、スムーズに購入へ進めてくれる心理の安全装置のような役割を果たします。
押すか、押さないか。
進むか、離脱するか。
その境目は、たった一言で変わります。
立派なサイトでも、最後の最後で離脱されてしまう。広告費をかけてもコンバージョンが伸びない。
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