補助金200万で受注力拡大!!‬~製造業Xの事例~

【補助金名】
 小規模事業者持続化補助金

  (製造業なら20人以下が対象)
 補助率 2/3(一部除く)

【補助金額】
 200万円

【業種】
 製造業

【事業内容】
 部品の加工・製造

目次

1.補助金活用の経緯

1-1.苦悩


当工場では、主に大手精密機器メーカーの部品を製造している。

しかし、機械製品はどんどん精密・低廉化。手持ちの加工機では、求められる精度と価格の両立が難しくなってきた。
さらに、納期もより短期での要求が増え、社長はメーカーからの受注に限界を感じていた。

1-2.ニーズ


顧客のニーズは主に次の3つである。

① 高精度
② 低価格
③ 短納期

1-3.新機材へ


今後も大手メーカーとの取引を継続するには、上記ニーズを叶えるための、最新機材を導入する必要があった。

2.世の中の流れ

2-1.取引先の状況

■ UV機器
顧客の多くは、UV機器メーカーである。
UV機器は、LED搭載機器の増加により市場が拡大。これに伴い、今後の需要増加は期待できるが、顧客からはよりシビアな要望が増えると予想。

    (図1)一般的なUV製品の活用事例

■ 半導体
スマートフォンの普及や高性能化を受け、半導体市場は大きく拡大している(図2)。
今後は、半導体メーカーからの超精密部品の需要が増えると見込まれる。

   (図2)半導体と製造装置の市場動向

    総務省、日本の半導体市場の推移

2-2.調査結果


UV機器や半導体といった超精密機器は需要が増加。特に半導体は、使われる分野が広がっているため、さらなる成長が予想されていた。

この分野の要望に対応できれば、今後の売上げ拡大に期待が持てる事がわかった。

3.補助金の活用


今後も大手メーカーからの受注を得るために、補助金を活用して次の取組を行った。

3-1.新たなツーリングの導入


マシニングセンタの能力強化のため、数種類のツーリングを導入した。結果、超精密加工とツール交換時間の短縮に成功。製品の高精度化と短納期化を達成した。

3-2.精密バイスの刷新


より加工能力を上げるため、バイスを大きくて強力なものにした。強力な締め付けと広い口金で、マシニングセンタの加工力を大きく上げた。

4.効果

新しいツールの導入により、大手メーカーの求める「高精度加工、コストダウン、短納期」を達成。
UV機器・半導体メーカーからの新たな受注を獲得することに成功した。

新しい設備の導入に悩まれている方、是非栗屋中小企業診断士事務所へご相談ください!

*2024年12月現在、小規模事業者持続化補助金の公募はありません。2025年早々には新しく本補助金の公募が開始される予想です。公募期間はすぐに締め切られることも多く、事前準備が大変重要です。ご興味のある方はお気軽にお問合せください。ご相談は無料で承っております。

まずは下のボタンをクリックし、簡単なアンケートにお答えください(所要時間3分ほど)。担当から3営業日以内にご連絡差し上げます。

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