おかわり無料の秘密

 定食屋の「ご飯おかわり無料」。食べ盛りの学生にはありがたいサービスですが、米の値段が上がるなか、店は本当に儲かるのでしょうか。

 実は、この無料サービスには、なかなか面白い計算が隠れています。

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おかわりする人は何割?

 2018年の農業協同組合新聞「JAcom」には、大手外食チェーンの商品企画責任者の話として、来店客の約7割がおかわりするという事例が紹介されています。

 仮に、ご飯一杯の追加原価を50円としましょう。100人のうち70人がおかわりを一杯ずつすれば、追加費用は3,500円。一人当たり35円です。

 定食が1,000円なら、このサービスによって客が増えるだけでも、採算が合う可能性があります。

最初の一杯に秘密が?

 ここで、最初のご飯を少なめに盛ると、どうなるでしょう。

 まず、おかわりしない客への提供量を減らせます。一方、おかわりする客は増えるかもしれませんが、「無料サービスを利用できた」という満足感も高まります。さらに、食べきれずに残されるご飯も減らせる可能性があります。

 つまり、最初の一杯を少なめにすることで、原価の調整、食品ロスの削減、無料サービスの利用機会という三つの効果が期待できるのです。

 もちろん、少なすぎれば不満につながるため、盛り方には配慮が必要です。

無料をどう使うか

 そもそも、おかわり無料の目的は、ご飯をたくさん食べてもらうことではありません。そのサービスを理由に店を選んでもらうことです。

 実際にはおかわりしなくても、「好きなだけ食べられる」という安心感が、来店の決め手になる場合があります。

 商売では、一つの商品で利益を出そうと考えがちですが、無料で提供するものが、別の商品を売る力になることもあります。

 無料とは、単なるサービスではありません。客を呼び、満足度を高め、売上につなげるための仕掛けにもなるのです。

 無料も、使い方次第では感無量。

 無料をキーワードに、新しい取り組みを始めたい方は、イオジャパンまでご相談ください。

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