200万の補助金で大躍進!~青果物流通業Xの事例~

【補助金名】
 小規模事業者持続化補助金
 (卸売業・小売業なら5人以下が対象)
 補助率 2/3(一部除く)

【補助金額】
 200万円

【業種】
 卸売業・小売業

【事業内容】
 青果物の仲卸業
 長野県産果実を使った加工品の製造・販売
 完熟果実を活用した商品づくり

目次

1.補助金活用の経緯

1-1. 広がる事業と供給の限界

当社は青果物の仲卸と長野県産果実を使った加工品の製造・販売、さらに完熟果実を活用した商品づくりにも取り組んでいる。

そんな中、提供しているドライフルーツの需要が特に高まり、地域スーパーからのOEM(委託製造)のご依頼に十分応えきれなくなっていた。

1-2.高まる期待と要望

当社が取引先から求められているニーズは、大きく次の3点である。

❶ 安心・安全で高品質
❷ 低価格
❸ 差別化につながるプライベートブランド商品

1-3.未来を見据えた決断

高まる増産の声に応えるため、生産体制を強化することを決めた。

2.世の中の流れ   

2-1.変わりゆく消費の風向き

アフターコロナで消費行動は回復基調にあり、食料品や日用品は購買額が増加傾向にある。さらに、地域スーパーではプライベートブランド開発が進み、OEM供給の拡大余地が広がっている。

2-2.暮らしに根づく新たな価値

健康志向の高まりから安心・安全な商品が求められており、無添加・無着色の商品やオーガニック志向、SDGsを意識した商品への関心も強まっている。

2-3.市場縮小の中で高まる期待

消費行動の回復やプライベートブランド開発が進み成長が期待される一方で、卸売業界全体は近年縮小傾向にある。だからこそ健康や環境意識を活かし、安心・安全で付加価値ある商品を届けることが鍵となる。

3.補助金の活用内容

3-1. 安定供給をかなえる設備導入

ドライフルーツの製造工程で必要な乾燥機を導入し、品質を落とさず大量生産できる体制を整えた。その結果、安定供給が可能となり、地域スーパーからの注文にも応えられるようになった。

4.効果

加工品を中心に安定して供給できる体制を整え、利益率の高い事業を伸ばしたことで、売上も伸びた。さらに、市場に出せない完熟果実を活かした循環型の取り組みが評価され、知名度アップや新たな受注にもつながった。

*2025年9月29日現在、「小規模事業者持続化補助金」一般型(第18回公募)と創業型(第2回公募)の公募要領が公開されています。申請期間は2025年10月3日(金)〜11月28日(金)17:00の予定です。最新情報は、下記公式サイトでご確認ください。
🔗 中小機構「小規模事業者持続化補助金」お知らせ一覧
【公募要領】
一般型:公募要領(第3版)
創業型:公募要領(第4版)

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