補助金５０万でサービス革新！客単価アップで収益拡大～美容室Xの事例～

【補助金名】
　小規模事業者持続化補助金（サービス業は５人以下が対象）
　補助率　２/３（一部除く）

【補助金額】
　５０万円

【業種】
　美容業

【事業内容】
　美容室

１．補助金活用の経緯

１-１．サービスの限界

Xの主な客層は20～30代の働く女性で、美容への関心および意識が高い。

しかし、新規店舗の増加や低価格チェーンの台頭により、既存のサービスだけでは情報感度の高い20～30代女性の期待に応えきれなくなっていると感じていた。

１-２．顧客のニーズ

当店の顧客の声を分析した結果、以下の２つのニーズが浮かび上がった。

❶ トレンドを自分らしく取り入れたい
❷ 効率的に時間を使いたい

１-３．美容室の挑戦

顧客のニーズを受け、既存の美容サービスと親和性が高い目もとの美容サービスを導入することを決めた。

２．世の中の流れ

新しいサービスの市場性について専門家と調査した結果、下記のように十分期待できる市場であることが分かった。

２-１．市場の成長

アフターコロナで外出や対面の機会が増え、マスク姿での印象を意識する人が増加。その結果、マスク着用下での印象を左右する目元に重点が置かれ、アイビューティーの市場規模は過去最高となり、今後も市場は成長すると見込まれている。

出典：株式会社 リクルート ホットペッパービューティーアカデミー調べ「美容センサス2024年上期≪アイビューティーサロン編≫」より

２-２．広がるまつエク需要

特にナチュラルな仕上がりやメイク時間の短縮が支持され、まつげエクステの利用が急増。調査結果では、人気アイメニューの上位5項目の内２項目がまつげエクステであり、前年比でも大きく伸びていて需要の高まりが窺える。

出典：株式会社 リクルート ホットペッパービューティーアカデミー調べ「美容センサス2024年上期≪アイビューティーサロン編≫」より

２-３．調査から見えてきたこと

目もとの美容意識は特に若年層で高まり続けており、アイビューティー市場の拡大が明らかになった。中でも、まつげエクステンションの需要が高く、今後の成長を支えるサービスになると見込まれている。

「２．世の中の流れ」は次を参考に記載しています：株式会社 リクルート ホットペッパービューティーアカデミー調べ「美容センサス2024年上期≪アイビューティーサロン編≫」https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/2024/0625_14490.html

３．補助金の活用

顧客のニーズに応えるサービスを提供するため、補助金を活用して次の取り組みを行った。

３-１．サービスの新展開

美容室でヘアサービスと同時に目もと美容のサービスを提供するため、目元診断とまつ毛エクステンションの施術設備を導入。これにより、トレンドを取り入れた新サービスと時短ニーズへの対応を実現した。

３-２．デジタル広告の強化

20～30代の美容意識の高い女性向けにホームページやＳＮＳを刷新した。さらに、地域情報誌への掲載も行い顧客との接点を増やし、認知度向上につなげた。

４．効果

新サービスの導入により、ヘアケアと目もとケアを同時に提供できるようになったため、既存顧客の満足度が大きく向上した。新規顧客の獲得にも成功し、客単価上昇と収益の拡大へとつながった。Xは競争力のあるサービス展開に見事成功した。

現在のサービスに課題を感じている方！補助金を活用して新しいサービスを導入し、より多くの顧客ニーズに応える魅力的なサービスを提供してみませんか？ぜひお気軽にご相談ください！

＊2025年3月4日に、小規模事業者持続化補助金＜一般形＞の第17回公募が発表されました。

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