補助金420万の投入!新戦略で事業再生~エステティックサロンXの事例~

【補助金名】
 事業再構築補助金
 補助率 1/3~2/3(通常類型の場合)

【補助金額】
 420万円

【業種】
 生活関連サービス業、娯楽業

【事業内容】
 美容サービス

目次

1.補助金活用の経緯

1-1.苦境と決断

新型コロナウイルスの流行はエステ業界に大打撃を与え、当サロンも経営難となった。コロナ禍を生き残る為、ウィズコロナでも安心して来店いただけるような、新しいアプローチの美容事業で立て直しを図る決断をした。

1-2.新たなニーズ

コロナ禍でライフスタイルを見直す人が増え、健康や体質改善への関心が高まっていた。専門家の力を借りながらニーズを調べていくと、次の3つが新たな美容のキーワードとして浮かび上がった。

・インナーケア
・リラックス
・リフレッシュ

1-3.新たなサービス

上記3つのニーズに合致し、かつ感染リスクが低く安心感のあるサービスを条件とし模索した結果、接触を抑え筋膜へアプローチする、筋膜ケア事業が新たなサービス案として浮かび上がった。

2.世の中の流れ

新たなサービスの市場性について専門家と調査したところ、以下のように十分に期待できる市場であることがわかった。

2-1.広がる健康トレンド

近年、健康意識の高まりと共に、体質改善サービスやストレッチサロンが増えている。また、SNSやインフルエンサーの影響で、多くの人が美容・健康意識をさらに高めていた。

2-2.リラクゼーション市場の成長

コロナ禍で一時縮小したリラクゼーション市場※は順調に回復。サウナやストレッチ専門店、筋膜リリースサロンの出店数や客数が増えて、さらに市場の成長を後押ししている。

※筋膜リリースはリラクゼーション市場に含まれると考えられる。

「(株)リクルート ホットペッパービューティーアカデミー『美容センサス2024年上期≪リラクゼーションサロン編≫』」より

2-3.調査から見えてきたこと

体質改善やリラックスのニーズはコロナ禍でますます高まり、中でもインナーケアサービスが特に注目を集めていた。このサービスが、今後のリラクゼーション市場拡大のキープレイヤーになることが見通せた。

3.補助金の活用

新サービスを軸に事業を立て直すために、補助金も活用して次の取り組みを行った。

3-1.新サービスの展開

専用マシンを導入し、「インナーケア・リラックス・リフレッシュ」をキーワードとした筋膜ケア事業を開始。身体の内側から美容ケアを施すサービスを新規展開した。接触も少なく済むため、感染症流行下でも安心な事業となった。

3-2.新サービスの告知とデジタル集客強化

ホームページに新サービスの宣伝ページを作成。SNSや美容ポータルも活用し、筋膜ケアサービスを積極的に発信。既存顧客から口コミが広がるようにし、デジタル集客をさらに強化した。

4.効果

補助金を活用して始めたインナーケア事業が大ヒット。特に30~50代の女性に好評で、既存の美容サービスも合わせて利用するリピーターが増加した。売上力がアップし、サロンの経営力安定に成功した。

事業再生をお考えの皆様、栗屋中小企業診断士事務所へご相談ください。一緒に売上アップを目指しましょう!

*2024年12月30日現在、事業再構築補助金の公募は終了しております。ですが、2025年度では「新事業進出補助金」という名称にて同内容の補助金が継続される予定です。他の補助金の含め、2025年早々には新しく公募が開始されることが予測されております公募期間はすぐに締め切られることも多く、事前準備が大変重要です。

ご興味のある方はお気軽にお問合せください。ご相談は無料で承っております。

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