【補助金名】
小規模事業者持続化補助金
(サービス業は5人以下が対象)
補助率 2/3(一部除く)
【補助金額】
130万円
【業種】
美容院
【事業内容】
ヘアサロンメニュー
(カット・カラーリング・パーマ)
店頭販売(シャンプー・トリートメント)
リラクゼーションメニュー
(ヘッドスパマッサージ)
1.補助金活用の経緯
1-1.課題と想い
当美容室の主な客層は40~60代の女性。中でも「美意識が高い」「現役で働いている」といった特徴を持つ女性がメイン。
しかし、年を重ねるにつれ来店頻度は減少。オーナーはこの状況を打破しようと、思い悩んでいた。

1-2.顧客の要望
メイン顧客層への聞取りの末、次の2つ要望が分かった。
① 加齢の悩みに対応して欲しい。
② 髪以外の美容サービスも欲しい。
(主に子育てを終了した女性からの声)
1-3.新サービスへの決意
顧客の多くが「加齢に対するメニュー、髪以外の美容メニュー」を求めていることが分かったため、この悩みに応える新サービスの開発を行うことを決意した。
2.世の中の流れ
2-1.美容への意識
全国的にみると、40~60代の4割以上は月に1回、または2月に1回美容室を利用している。
ちなみにこの世代は、子育てが一段落しつつあり、アンチエイジングに対する意識や意欲が高い傾向にある。

ライフスタイルメディア「ファストレンドによる調査」
2-2.出費の傾向
近年、カットやパーマなど、一般的な美容室のメニューに対する出費は節約傾向にある。しかし、エステやネイル、メイクなどの「他の理美容代」とされるサービスへの出費は増えていて、美容サービスの多ジャンル化が進んでいる。

総務省 家計調査より
2-3.調査の結果
40~60代は美容へアンテナが高く、「美」への出費も積極的に行う人が多い。
3.補助金の活用
来店頻度が減少している50~60代に向けて、補助金を活用して次の取組を行った。
3-1.アイケアメニューの新設
アラフィフ世代は、肩こりや不眠、頭痛など眼精疲労からくる悩みが多いため、アイケアの需要が高まっている。そこでアイマッサージャーを導入し、目元ケアをメニューへ加えた。
3-2.ヘッドマッサージの強化
肌や頭皮に衰えを感じている方が多かったため、電気ブラシを使ったヘッドマッサージメニューを増やした。顔のたるみや髪のボリューム問題といった加齢の悩みに効果がある。
3-3.新サービスのための専用空間づくり
マッサージチェアと組み合わせた全身を癒すメニューも加えた。チェアはパーテーションで仕切り、専用空間で心置きなくリラクゼーションを体感できるように工夫をした。

3-4.新サービスの告知
WEBページに新サービスの宣伝ページを作成した。店舗ではチラシやニュースレターを配りプロモーションを行った。
4.効果
主要顧客のニーズに応えるサービスを提供することができ、減っていた来店頻度は復活。新たな機材の導入により、サービスの幅を広げることに成功した。

*2024年12月現在、小規模事業者持続化補助金の公募はありません。2025年早々には新しく本補助金の公募が開始されることが予測されております。公募期間はすぐに締め切られることも多く、事前準備が大変重要です。
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