美味しそうに見える写真は、大抵どこかが見切れている

食べ物の写真をうまく撮りたいのなら、上の写真のように、一部が見切れるように撮影しましょう。理由は、行動心理学でいう「ツァイガルニク効果」により、人の心を動かしやすくなるからです。

ツァイガルニク効果とは、「人間は完成されたものより、未完成のものに興味をもつ」という行動心理です。

食べ物の写真で一部見切れた部分があると、私たち人間は「まだこの続きには食べ物がある」と脳が思い込み、魅力的に感じるのです。

実際、世の中を見渡してみると、食べ物の写真のほとんどは、どこか一部が欠けています。メインの食べ物、あるいはお皿の一部。たいてい、何かしらが見切れています。

これが、食べ物の写真をうまく撮る秘訣の一つ。名付けて、「ツァイガルニク効果撮影」。あえて未完成と思わせる撮影テクニックです。

ちなみに、このツァイガルニク効果、昔から広告に採用されている考え方で、広告界のスーパースターと言っても過言ではありません。「続きはCMの後で」「え?あの人も使っていた?」などはツァイガルニク効果を採用した手法です。

具体例を以下に挙げます。

例えば、新商品(新サービス)を開始するときは、「◯月◯日新商品(新サービス)発売開始!」と告知しない。その前にまず「△月△日、いよいよアレについてお知らせします!」などと告知することを告知する日を設ける。

インスタの表紙や、ブログ、あるいはweb記事コンテンツのタイトルは、「〇〇しただけで、10kgやせました!」と、一部を〇〇にして伏せる。

ツァイガルニク効果は、誰もが一日に一度は見かけるテクニックです。ぜひ積極的に自社のマーケティングにご活用ください。

ところで、ミロのビーナスが美しいといわれている理由。これもまた、ツァイガルニク効果と言われています。もし両腕があったら、ここまで評価されただろうか。そんな話、聞いたことありますよね。

人は未完成に魅力を覚えます。イオジャパンのマーケティングも、まだまだ完成には程遠いかもしれません。が、一生懸命ご提案申し上げます。イオジャパンのプロモーションにご興味がありましたら、以下ボタンよりご相談ください!

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